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六甲山

 毎週土・日の天気が悪くて、なかなか山に行けなかったのですが、そんななかでも行ってきたという人たちから、摂津峡も比良山も大変な荒れようだと聞いており、愛する六甲山はどうなっているのかと気になっていました。それで先日、やっと晴れたので行ってきました。

 山歩きもハイキングもあんまり行けてなくて(どうちゃうの?)と言われそうですが、わたしの中では微妙に違うのです。それで、体力も気力にも自信なく、一人で出かけました。そうそう長きにわたる相棒が引っ越してしまったのもあります。久しぶりの一人山行です。
 それでも青空のもと心がはやります。いつもの登り口までがきついのですが、なんとかクリヤー、いい感じでグングン歩きます。心配していましたが、マイ・フェヴァリット・ロードは健在でした。ちょっとは倒木もありますが、昨年秋の台風の時よりもましな気がします。でも、きっと六甲愛好家の人たちが、少しずつ道も整備してくれていたんだと感謝です。
 
 いつもの大休憩の場所には、珍しく誰もおらず早めのお弁当を開きます。ああー気持ちいいなー。山で食べるおにぎりは何でこんなにうまいんやーと独り言を言っていると、うわーと飛び込んでくるみたいに、若い男性が表れました。たぶん初めてかなーと思えるくらい顔が上気しています。登ってきてやっと休憩できる見晴らしのいい所に出た時の、あのうれしそうな顔。。。わかるよーと心の中でつぶやいて「こんにちわ!」と声をかけると、ちょっとびっくりして「こんにちわー」と。お邪魔をしてはいけないと、そろそろ歩き出そうと思ってたので、かたずけて立ち上がると、後ろになんと、大先輩風の、人はおばあちゃんと言うだろう女性がザックを下ろしているところでした。目だけを合わせて「こんにちわー」。なんかいい感じ。おひとりさんの山人がうれしいです。
 
 もうひとつの気になる場所を目指して歩き出すと、やはり池の所は崩れており、道が池からはずれていく。それでも遠巻きに歩いていくと、どんどん離れていくようで、ちょっと心配になります。こういうとき一人は心細い。それでも道はしっかりしているのでとにかく尾根筋をめざしていくと声がする「ああ、人やー」その時ほんまホッとしました。そして声の方へ歩いていくと本道が、何でこんな所から人がでてくるの、、、というような視線を勝手に感じながら、無事本道へ。
 
 久しぶりの山まだまだ秋は遠く、もみじも緑々しています。それでも吹く風は爽やかでやさしい。鳥はうれしそうに鳴き、大地を踏みしめて歩ける喜びはひとしおです。こんなにも気持ちいい山行は久しぶりです。今までも何度か一人で山に入りましたが、どこかにちょっとした不安がつきまとい、完全に楽しめなかったのですが、今回は完全に自由でした。山にどっぷり浸るとはこういうことなんだと。もちろん慣れた道だったゆえですが、山が迎えてくれたと感じました。
 
 人と一緒に登るのも楽しく、感動を共有できる喜びもありますが、やはり究極は一人だということを、少しだけ実感しました。小さな山ですが、それにちょっと迷いかけましたが、それでも何かを信じて導かれるように歩き、本道に戻れたことに感謝です。こうして一人で歩いていくために、今までの山行があったのかと、あらためて思いました。ほんで、長く歩いてきた相棒に感謝。もちろん山を教えてくれた夫に、そして家族や一緒に歩いてくれた友人たちにも感謝です。また、秋めく山に会いに行きます。それには足腰をきたえなければ。そうそう帰って地図を見たら、あの辺りには「迷」の字がありました。その通りを学習したのです。えらいぞーイエーイ(せ)
 

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コメント

スゴイじゃありませんか!ひとりの山歩きなんて!
そうですね。これまでの経験がなければ行けなかったと思いますよ。
切っ掛けを作ってくれた人や、一緒に歩いてくれた人たちに感謝の気持ちを抱かれるのは分かるような気がします。
中には最初から一人歩きの方もあるのでしょうが、多くは何度か同行者と歩いてから、やがて一人で行けるようになるのでしょうね。
一人は気楽でいいものの、山歩きでは危険が伴うこともあると思うので、無謀な冒険はしないでくださいよ。
自然に包まれた中でのおむすびは格別の味でしょう。樹木のオゾンに包まれて、小鳥たちのさえずりに耳を傾けて歩くのはいいきっと気分でしょう。
これからの山々は美しい彩りになっていきますから、益々楽しみですね!


投稿: とんび | 2018年10月15日 (月) 18時24分

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