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「火の山のマリア」

 はや11月になりました。息子の結婚式から、一連のエキサイティンぐな日々が終わり、みなそれぞれの地にもどり、日常が戻ってまいりました。感謝です。

 5日の日曜日、ずっと見落としていた映画「火の山のマリア」を、みんぱくに見に行ってきました。なんやかや、片付けがあったのですが、なんとしてもこれだけは見なければと万博公園を抜けみんぱくまで行きました。先日次男が、10月20日過ぎの一回目の台風のあと、万博へ行きましたが、なんと休園でした。もう大丈夫だろうと出かけましたが、まだ通行止めのところがあり、歩き回りました。いつも阪急山田駅から西口まで歩きます。なんせ、たったひと駅しか乗らないのにモノレールが高い。それにイベントがある時の中央口は混んで混んで、なかなかチケットが買えないのです。その点西口は空いていて、比較的万博公園の静かなエリアに近いのです。山田駅からだと15分くらいかな。モノレールのない時代は、子どもたちとガスタンクの横を抜けてよく歩きました。
 
映画の話です。「火の山のマリア」は、グアテマラの映画です。2015年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を取った作品で、監督もグアテマラ出身です。
 ストーリーは、どこにでも起こるだろう物語で、貧しい家の娘が親同士の利害で結婚させられるという話です。ただ、マヤ族のそれもカクチケル語を話すという人たちをとりあげたことで、現代のマヤ人の日常や、スペイン語を話せない人たちの置かれている状況を、グローバル化する時代を背景にリアルに描かれています。それこそ、トランプ大統領来日の今、壁ができようができまいが、アメリカへ出稼ぎに行こうとする若者たちの思いはかわりません。、一方、マヤ人の儀礼や迷信など、混とんとするグアテマラ社会の特徴や問題点が見えてきます。
 主人公の若い女性の個性的な美しさが際立ちますが、南米の母親たちのパワーも伝わってきます。上映の後、マヤ語やマヤ文学に詳しいみんぱくの先生の解説もあります。世界には、さまざまなバックボーンを持つ人たちが生きているということ、マスコミが流す情報だけでは見えない世界があるのだということを、少しでも知ることができる上映会です。
 このみんぱくワールドシネマは、今までもいい映画を上映しており、企画に参加している人が知り合いで、いつも行きたいと思いながらも土曜の上映が多くて、なかなか行けなかったのですが。今回は絶対と思ってました。その彼女にも久しぶりに会えてうれしかったし、入場はみんぱくの入場券があればよく、420円でOKです。ちなみに65歳以上割引もあります。これからは、土曜も行けるので、どんどん通おうと思います。
 
 ちなみにみんぱく大好きな次男は、休園にもめげず後日また行き、今度は一日中図書館で本を読んだりしていたようです。図書館の蔵書も素晴らしいらしく、世界のミュージアムのなかでも、特にお気に入りのようです。これを利用しなければもったいないですね。いろんな講演会もやっているし、みんぱく要チェックです。
 
 次回のみんぱくワールドシネマは、2018年2月10日(土)1時30分~4時。
バングラデシュの映画「テレビジョン」です。お楽しみに!(せ)
 なんやかんや、歩き回って、スマホの万歩計には1万4千歩以上になってました!

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コメント

何やかやとお忙しい様子ですね。でも、そんな中で好きなことができているのは幸せです。

「火の山のマリア」はグアテマラの映画でしたか。中南米の映画というと見たいなあ・・と、いつも惹かれます。
少数民族が大きな力を持つものに迫害を受けて言葉も奪われることは、国を問わずどこでも何度も繰り返されてる悲劇ですね。
私がユカタンで会ったマヤの人たちは背が低くて寡黙な人が多かったけれど、どの人の瞳にも強い意志が感じられたのを思い出します。
今の日本では、中国や北朝鮮の人たちが悪い奴らという人たちが結構多い。
会ったこともない、行ったこともない国の人たちなのに、そんなにはっきりと言えるんですか?と私は言います。
ほとんどTVで見たり聞いたりした情報だけでそういうことが大っぴらに話題になってると、ささやかな竿を挿したくなるのです。

みんぱくは、我が家からは遠い感覚があります。でも、一度検索してみますね。

投稿: とんび | 2017年11月 8日 (水) 17時44分

とんび姐さん
ほんとに知らないことだらけですね。当たり前といえばそうなのですが。。。。
今日は、学校おはなし会の後、試写に走りました。これも見落とせないと思っていた作品です。
フィリピン映画「立ち去った女」ラヴ・ディアス監督。ベネチア国際映画祭で金獅子賞を取り、話題になった作品です。3時間48分の長尺です。さすがに疲れましたが、、、長いだけの意味がある映画でした。こちらは、また書きますね。(せ)

投稿: | 2017年11月 9日 (木) 21時08分

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