映画「ピータールー・マンチェスターの悲劇」

 最近は台風一過とはなかなかならず、なぜか日本列島の周りを回遊している台風が多いですね。

でも今回はあまり大きな被害も出ずに通り過ぎていくようですが。といってもマスコミで知りうる限りの情報ですから

詳細はわかりませんが、お見舞い申し上げます。

 8月になると、例年のごとく太平洋戦争関連のニュースが多く流れます。この時とばかりに追悼し悲しみ、まるでこの国が私たちが

ずっと先の戦争に心を痛めてきたような気にさせますが、そうとは言えません。そろそろそれも終わりを告げ、

新しい話題に列島は揺れるでしょう。それが消費税値上げなのかなんなのか、今頃マスコミが手を打っていることでしょう。

ただ、今年の夏は戦時下の証言や資料がいろいろ出てきたのか、新しい情報によるドキュメンタリーが放送されている気がします。

インパールやガダルカナルほか、アジア各地での悲惨な戦い。どうして今まで埋もれていたのかと疑いたくなるくらいです。

それらは戦争を遂行し命令を下した軍司令部の軍人の肉声や、彼らの家族の証言、トップの軍人のそばで仕事をしていた兵士たちの日記など、

またそれを表現しているのはほとんど孫の世代です。親の世代で見つめられなかったことを、やっと白日の下にさらそうとして

いるのでしょうか。それでも「戦争責任」ということばには、まだまだ遠いようです。

 戦後74年、それらの地獄を一人の兵士として生き延びてきた人たちも、もはや90歳以上の高齢者です。

何を思い生きてこられたのか、もっと語られる必要があります。残された時間は短いのです。

 

 大好きな監督マイク・リー久々の作品。ドキドキして映画館へ行きました。大きな映画館の小さなホールでしたが、

やはりマイク・リー、客席はかなり埋まっていました。それだけでも嬉しいです。

作品は19世紀初めイギリスはマンチェスターで起こった歴史的惨劇ピータールー「英国史上、最も残忍かつ悪名高い事件」と

チラシにはあります。あれから200年の時を経て、今こそマイク・リーは描かなければと思い見事な作品に仕上げました。

 史実に基づき描かれた世界は、現代とほぼ変わることなく、為政者や権力者、富裕層に自ら語らせることによって、

見るものに迫ります。そして底辺の貧しい労働者たちも、その暮らしのなかで表現され、多くのことばを持つものが代弁して

いきます。さすが英国、スピーチ大会のごとく立派なスピーチが続きます。しかし悲しいかなその言葉は、決して交じり合うことが

ないのです。まさに現在香港で繰り広げられる民主化への戦いも、大国の論理とは交わらず、力で押しつぶされないかと

胸が痛みます。最後の長いシーンを見ながら、200年たっても根本的に何も変わっていない。しかし、今気づかなければならない。

そんな監督の声が聞こえます。この8月、戦争の悲惨さを伝えるのは、核の被害を語ることだけでなく、史実として何があり、

何が問題で誰に責任があるのか、どうすれば繰り返すことなく生き伸びてていけるのか。。。

 155分と長い作品です。ステーションシネマ大阪。昨今こういう映画は早く打ち切られることが多いです。

気合を入れて鑑賞してください。そして来るべきこの国の将来について今一度考えましょう。(せ)

 

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八月となりました

 8月となり「身体に危険」な暑さが続いていますが,この表現も不思議な気がします。

猛暑、酷暑では追いつかず。危険な暑さとはどういうもなのでしょうか。確かに外に出ればムロに入っているか、

炊飯器のなかに入ったことはないけれど入ったような暑さなのか、息苦しい暑さなのか。。。新しい暑さなのでしょうね。

 

 そんな今朝、驚きのニュースが飛び込んできました。あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」が中止になったと。

つい先日、津田大介さんが満面の笑顔であいちトリエンナーレのオープニングを喜ぶ顔が新聞に載っており、その横で「少女像」も

写っており、名古屋なら近いし青春18きっぷででも行こう!と楽しみにしていたのですが、、、残念。

 いろいろ言われ出していましたが、まさか中止になるとはショックです。それも知事が表明したり、官房長官が出てきたり、

市長も抗議したりとおかしな動きです。テロ予告や脅迫を受けてとのことですが。タイトルをそのまま体現したような動きが

笑えないことになりました。まして全体テーマが「情の時代」とくるから、こわい「情」の時代が加速している気がします。

京都アニメの事件や、いろんな事件に対しても、多くの「情」が動いているようです。ひどくむごいことだけれど、なんか悲しみと同調の

「情」がどんどん流されているようで、なんか違和感を覚えるのはひねくれているからかなーと。

 

 時は8月であり、6日9日15日とこの国にとって大切な日が続きます。たった74年前のことですが、大昔のセレモニーにしないように

冷静に振り返る必要が今の時代こそあると思います。ちなみに8月6日はわたしの誕生日です。子どものころ、どうしてわたしの誕生日は

みんなが黙とうするのかなーと、不思議に思っていましたが、そのなぞはすぐに解けました。それ以来、8月6日に生まれたことが

自分の人生にちょっとした意味を与えてくれたのは事実です。そんなおり、あいちトリエンナーレに出向き「少女像」に向き合えたらと

思っていましたが叶わぬこととなりました。身体に危険な暑さの夏は、不穏な暑さの夏となりませぬように。。。

と思いつつ毎夜のビールは楽しみです。みなさまご自愛くださいませ。暑さにも世間にも(せ)

 

 

 

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ごぶさたの海

 とび跳び日記もこれだけとんだら日記にもならないですね。

言い訳はやめて、初心に戻り海に向かって語るつもりでつぶやきます。

選挙が終わりました。50%を切る投票率。二人に一人の割合。

電車に乗っていても町を歩いていても、この半分の人が選挙に行かなかった。

これがこの国の現実です。

仕事が忙しくて行かなかった行けなかった人も多いと思います。

確かにそれどころじゃない。自分のことは自分で守る。お金を貯めて年金には頼らない。

 

先日見た「アマンダと僕」。喪失から再生への物語がていねいに描かれています。

パリのある休日、公園でピクニックをしようと食べ物をいっぱい持って出かけた女性が

テロに会い亡くなります。彼女は小さな娘と暮らすシングルマザーです。

弟のダヴィッドも同じ公園に向かったのですが、着いたときは惨劇の後でした。

最愛の母親や姉を突然失った二人が、ともに暮らし始めます。

傷はなかなか癒えなくても、遺された者は生きていかなければなりません。

若い青年が母親を失った少女と生きていく。。。大変なことです。

でもラストの表現が素晴らしい。決して重く暗くなく、人はちょっとしたことで

元気になり希望を見いだせる。もちろん深い悲しみが癒えるのには時間がかかるのですが。

 

この国でもつい最近京都アニメの惨劇があり、多くの人が突然命を奪われました。

いまだ病と闘っている人たちがいます。この方たちが再生するには大きなちからがいることでしょう。

人は、自分一人で生きていると思いこんだり、一人でやっていけると信じようとしますが、

なにが起こかわからない今、セーフティネットが壊れかけてる今、

一人で再生するのはむつかしいことです。

いろんな人のちからや、特に国の力が必要になると思います。

現に今もそれを求めている人たちが多くいるのです。

そういう人たちがいるかぎり、自分をも含め、国をうまく機能させていくことは

重要な問題です。そのために選挙はあるのだと思います。

 

今回の選挙では新しい動きも出てきました。

「令和新撰組」ネーミングはいまいちですが、行動は楽しみです。

今回議席を獲得した二人は、重い障害を持った人です。

国や社会のサポートが必要な人です。

彼らが国会に行くことで国会も変わらざるをえません。

そういうところからでも、少し楽しみになってきました。

 

今日はここらでお暇致します。

よき夏休みを8月を体力つけて過ごしてまいりましょう。

あえて「イエーイ!」と叫ばせていただきます。(せ)

 

 

 

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映画「アイたちの学校」

 今日は鼻歌を歌いたくなるくらいのいいお天気!立春かーと、確かにやってきてくれる季節の移ろいに感謝です。

 「行ってしまった1月、逃げるような2月、さっさと去っていく3月」と言われるように、いや勝手に言ってるんですが、、、1月見落とした映画を今日見てきました。
★「アイたちの学校」 100年の差別ーその闘いの記録★ 
  <朝鮮学校の歴史と現状を描く初の長編ドキュメンタリー>
 
 「アイ」とは朝鮮語で子どもという意味です。見終わって、いや見ている間もずっと情けなかったし申し訳なかった気持ちでいました。日本人であることや、日本人でありながらしっかりとした歴史を知らなかったこと。まして子どものころから大阪に住みながらです。わたしが育った北区にもたくさんの在日外国人の人がいました。朝鮮人、中国人、台湾人、特に在日朝鮮人の人は多かった。
 子どもの頃はいっしょに遊んだりしながら、中学生ころから差別の実態を知り始めたような気がします。高校受験や大学受験、就職での差別、近くにいながら、やっぱりちゃんと目を向けてこなかった。それゆえか、差別の問題意識は常にあり、自分なりに学んできたつもりだったけれど、やっぱり本で読んだり映像を見たりしていただけで、遠かった。大人になって、初めてちゃんと友だちとして出会い、彼女が指紋押捺拒否の闘いをしていたこともあり、支援しながらも、闘うべきは国や行政であり、日本人である自分自身のなかにはないと思っていました。。。
 
 映画の中で、高校無償化制度をともに闘う一人の日本人弁護士が、「自分が加害の側に立つかどうかだ」と言われましたが、ほんとうにその通りだと思いました。そのことへの総括というか視点が弱いか欠けているために、もう終わった問題だとかと、安易に突き放してしまうのでしょうね。ここにも歴史認識の問題が大きく影響しています。
 
 「この世に差別されるべき人間は一人もいません」と、朝鮮高級学校の女生徒が語ります。この言葉にこそ映画の伝えるべき世界があります。全編子どもの笑顔やオモニたちのパワーが、本質的には大きく暗い問題ですが、その世界を明るく明確に描いています。
 ぜひ一人でも多くの人に見てもらいたい作品です。2月も続映されています。
 見終わってエレベーターの中、同年代のご夫婦かの二人連れ、思わず目が合い「いい映画でしたね」と納得しあったあと。「ほんま、日本人として恥ずかしいなー」とこちらも深く納得しあったのでした。うれしかったです。(せ)
★2/2〜8 10:00~11:45★2/9〜15 15:30〜17:35★
☆第七芸術劇場 06-6302-2073 阪急十三駅徒歩5分☆

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宝島社

 暖かくおだやかなお正月があっという間に過ぎ、今日は寒い一日となりました。七草粥がすめば、すぐにえべっさん。明日は宵えびすです。にぎやかな大阪ならではのえべっさんです。えべっさんを思うと不思議と笑ってしまいます。堀川えびす、今宮えびす、子どものころからよく行きました。今はほんとに縁がなくなり、何も売らなくていい人生に感謝です!

 今日の朝日の朝刊に、ビックリの広告がありました。見開きの全面広告です。淡い青の地に全身油だらけの水鳥が、悲しそうな眼をして空を見ています。そしてその横にメッセージが。
 
 嘘つきは、戦争の始まり。
 
 「イラクが油田の油を海に流した」 
 その証拠とされ、湾岸戦争本格化の
 きっかけとなった一枚の写真。しかし
 その真偽はいまだ定かではない。ポー
 ランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘
 から始まったと言われている。陰謀も
 隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして
 今、多くの指導者たちが平然と嘘を
 ついている。この負の連鎖はきっと
 私たちをとんでもない場所へ連れ
 てゆく。今、人類が戦うべき相手は、
 原発よりウィルスより温暖化より、
 嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、
 今年、嘘をやっつけろ。
 
 
よくぞ言ってくれました。すばらしい!
正月ボケしてたわたしの脳天をぶった切ってくれました。
ほんとに、今年は嘘に負けてはいけない。嘘つきの政治家を
のさぼらせてはいけない。この国は民主国家であるはずです。
憲法だって、いまだ改悪されていない。
 
 宝島社さん、カッコいいです。応援します。イエーイ(せ)
 

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初山

 今年のお正月は、おだやかでいいお天気でした。大晦日から年越しを済ませ、三男夫婦と初詣へ、今年はちょっと足をのばして垂水神社に行きました。けっこう人が並んでいました。寒いなか待ちながら、よく通る道も暗い中では新しく、遠くの町にいるようでした。おみくじも引いて「吉」とまあまあよかったかなー。

 二日は、映画館へ「家へかえろう」を見ました。イメージしてた内容と全然ちがって、よくできた作品です。基本的には主人公がアルゼンチンからポーランドへ行くというロードムービーです。ただその背景が奥深く、ホロコースト出身の彼の背景が段々と知らされていくのですが、そこにはユーモア―があふれており、暗いだけではなく新しい価値観や世界も表れており、見終わったあと心に沁みるいい映画でした。今年一本目が当たり‼でよかった。
 
三日は、友だちと山に行く予定でしたが、家族がインフルエンザになりダメかといってたのですが、急きょ行けるーとなりました。でも駅で会った時「よー考えたら、インフルエンザ大丈夫、うつらへんかなー」と突っ込んだら「大丈夫やろー」と駅でマスクを買っていました。 最近山に激しく目覚めた彼女とは、初めての山行、強そうだから付いていけるかなーとちと心配でしたが、年長者をたてるようにと伝えました。
 彼女とは河馬友だちで、いつか全国の河馬に会いに行こうと言ってますが、忙しい彼女、なかなか道は遠いです。子どもが4人もいるのですが、ほぼみな成人しかなり楽になってきたようです。子どもたちが小さいころから知っているので、わがことのように成長を楽しんでいます。
 急きょだったので、いつもの六甲癒しの道へ、彼女はガスをもっているので、久しぶりに上で温かいもの、カップラーメンを食べました。オー何年ぶりのことかなー。青空のもと山で食べるカップラーメンは美味い!久しぶりに積もる話があったので、電車を乗り過ごしたり、相変わらずの二人でしたが、インフルエンザにもめげず行ってよかったでーす。
 
4日は、前から約束していた、こちらも少し若い友だちとの山、彼女は歩くのは大好きであほほど歩いているのですが、山は初心者。そこで連れていってとなりました。
 子どもが小さい頃はよく登ってた「二上山」へ、最近すっと行きたいと思ってたので実行です。この日こそ最高の天気で、雲ひとつないこととは今日のこと、まったくの青空でした。
久しぶりの二上山、厳しい方から登ったら、やっぱりきつい。でもすぐ山道に入るので好きなのです。雄山、雌山と可愛い頂上は結構人がいました。お天気のいい日の山は、幸せいっぱいみんな笑顔があふれています。大津皇子の伝説のあるゆかしい山です。昔は「ふたかみ山」と言っていました。下りは當麻寺におりてお参りしてのんびり駅へ。駅のあんころ餅が楽しみだったのですが、やっぱりお休み、なんと11日まで。楽童より長いぞー(7日まで)。とまあ、お正月らしいいい山行でした。
 
今年の初山は、なかなかの滑り出し。今年もあちこちの山を楽しみたいですね。それには、足腰をきたえなければ!イエーイ、2019始まりました。(せ)
 

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新年

 <明けましておめでとうございます>

 
 元旦は、お天気もよく気持ちのいいお正月でした。昨年は、災害が多く、日本中にいろんな問題が噴出して、どうにも気が重い日々が続きました。
 2019年は、どうなっていくのか、そして2020年東京オリンピックへと、この国は突き進んでいくようです。そして国民投票という名のもとに、憲法改悪が待っています。
 世界中が混とんとし、巻き込まれているのか押しすすめているのか、その流れの中でこの国は、ある大国のあとをただただ追従していくのですね。。。
 とまあ、お正月から暗い気持ちにならず、わたしたち一人一人の暮らしは、明るく元気に踏ん張ってまいりましょう!
 年末は、孫たちが帰っており、10日ほど嵐のような日々でした。毎日がお祭りで、夜には必ずトランプやウノで一日を終えました。なんと熱く楽しい日々でした。
 祭りはやがて終わるもの、そのあとにはちょっとの淋しさと、懐かしい日常が戻ってきます。これはこれでありがたく、手放せないものです。
 若いパワーをいただいて、パワーアップまた背筋を伸ばし、毎日を元気に楽しく過ごしたいものです。
 個人的には、昨年はなんやかやと忙しくて、仕事をやめたのになーと自問していました。
今年は、少しゆっくりじっくり大切に過ごしていこうと思います。
 まだまだやりたいこと、やるべきことなどありますが、強く追い求めることなく、流れるように軽やかに、マイペースで過ごして行きたく思います。
 
 本年もよろしくお願いいたします。また映画情報やら、本のこと、世の中のおかしいなーと思うことなどなど、気が向けばここにアップしたいと思います。誰が読んでくださってるのかなーと首をかしげながら。。、2019年を書き込んで行きたく思います。よろしくお付き合いくださいませ。
PS 今日は初映画「家へ帰ろう」を見てきます。大好きな映画タンゴの主人公ミゲル・アンヘラ・ソラが出てるというので、ウフフでありまーす。行ってきまーーす。(せ)

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師走

 長のご無沙汰でした。。。あっという間に12月師走となりました。あまりに暖かい日が続いたので、年の瀬がやってくるとは思えませんでしたが、やっぱりちゃんと冬になってくれました。

 怒涛のようなせわしさの10・11月が過ぎ、やっとやっとこさ山へ行くことができました。今回もひとり山。相棒が越してしまい、一人で行ってから、この解放感と集中がやみつきになりそうです。相棒との思い出多き山行を思い出しながら、まるで同行二人お大師さんのようです。
 
 山は秋の香りを残しながら冬枯れに向かっており、それはそれで美しいものです。今日は曇り空を覚悟していたのですが、思いがけない青空に、あらためて六甲て海が見える山やったんやと思いました。光る海です。キラキラ。。。
 お知らせしたい映画が何本かあったのですが、時すでに遅しの感ありです。今公開中としては、「斬、」塚本晋也監督・シネリーブル梅田。「葡萄畑に帰ろう」テアトル梅田。「あまねく旋律」ジョージアのドキュメンタリー・十三第七芸術劇場。「彼が愛したーキ職人」テアトル梅田。などなど。試写にも忙しくてあんまり行けてませんでした。。。
 近々で見た試写でおもしろかったのは「選挙にでたい」。歌舞伎町案内人の元・中国人が新宿区議選に立候補します。あまり期待していなかったのですが。見事に日本の選挙、今の日本の状況がよーくわかります。監督も日本に暮らす中国人の女性です。
 どうして日本人は、いや日本人の一部の人は、アジア特に韓国・中国人を嫌うのか、、、
ずっと尾を引くさまざまな問題。それなのに、また安易に単に労働力として外国人を入国させようとしています。今日法案が通りました。近隣アジアの人たちがどんな思いで日本に来るのかそして何を思うか。表面に現れる犯罪だけを通して見るのではなく、同じ現代に生きる人として、信頼と尊敬を持って迎えなければと思います。
 それにしても、世界の混とんは増すばかり、USA,、フランス、ドイツしかり、でも日本の首相のやってることも、あまりにひどいのではないでしょうか。沖縄に代表とされる民意の無視。反対意見を聞かない。悪いことをしたであろう仲間を、単純に忘れさせ許してしまう。もう沈んでしまいそうです。
 しかし。ときは過ぎ、冬はやってきてくれ、もちろん新年もお正月もどんとくるのです。元気に朗らかにまいりましょう!(せ)
 
 

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六甲山

 毎週土・日の天気が悪くて、なかなか山に行けなかったのですが、そんななかでも行ってきたという人たちから、摂津峡も比良山も大変な荒れようだと聞いており、愛する六甲山はどうなっているのかと気になっていました。それで先日、やっと晴れたので行ってきました。

 山歩きもハイキングもあんまり行けてなくて(どうちゃうの?)と言われそうですが、わたしの中では微妙に違うのです。それで、体力も気力にも自信なく、一人で出かけました。そうそう長きにわたる相棒が引っ越してしまったのもあります。久しぶりの一人山行です。
 それでも青空のもと心がはやります。いつもの登り口までがきついのですが、なんとかクリヤー、いい感じでグングン歩きます。心配していましたが、マイ・フェヴァリット・ロードは健在でした。ちょっとは倒木もありますが、昨年秋の台風の時よりもましな気がします。でも、きっと六甲愛好家の人たちが、少しずつ道も整備してくれていたんだと感謝です。
 
 いつもの大休憩の場所には、珍しく誰もおらず早めのお弁当を開きます。ああー気持ちいいなー。山で食べるおにぎりは何でこんなにうまいんやーと独り言を言っていると、うわーと飛び込んでくるみたいに、若い男性が表れました。たぶん初めてかなーと思えるくらい顔が上気しています。登ってきてやっと休憩できる見晴らしのいい所に出た時の、あのうれしそうな顔。。。わかるよーと心の中でつぶやいて「こんにちわ!」と声をかけると、ちょっとびっくりして「こんにちわー」と。お邪魔をしてはいけないと、そろそろ歩き出そうと思ってたので、かたずけて立ち上がると、後ろになんと、大先輩風の、人はおばあちゃんと言うだろう女性がザックを下ろしているところでした。目だけを合わせて「こんにちわー」。なんかいい感じ。おひとりさんの山人がうれしいです。
 
 もうひとつの気になる場所を目指して歩き出すと、やはり池の所は崩れており、道が池からはずれていく。それでも遠巻きに歩いていくと、どんどん離れていくようで、ちょっと心配になります。こういうとき一人は心細い。それでも道はしっかりしているのでとにかく尾根筋をめざしていくと声がする「ああ、人やー」その時ほんまホッとしました。そして声の方へ歩いていくと本道が、何でこんな所から人がでてくるの、、、というような視線を勝手に感じながら、無事本道へ。
 
 久しぶりの山まだまだ秋は遠く、もみじも緑々しています。それでも吹く風は爽やかでやさしい。鳥はうれしそうに鳴き、大地を踏みしめて歩ける喜びはひとしおです。こんなにも気持ちいい山行は久しぶりです。今までも何度か一人で山に入りましたが、どこかにちょっとした不安がつきまとい、完全に楽しめなかったのですが、今回は完全に自由でした。山にどっぷり浸るとはこういうことなんだと。もちろん慣れた道だったゆえですが、山が迎えてくれたと感じました。
 
 人と一緒に登るのも楽しく、感動を共有できる喜びもありますが、やはり究極は一人だということを、少しだけ実感しました。小さな山ですが、それにちょっと迷いかけましたが、それでも何かを信じて導かれるように歩き、本道に戻れたことに感謝です。こうして一人で歩いていくために、今までの山行があったのかと、あらためて思いました。ほんで、長く歩いてきた相棒に感謝。もちろん山を教えてくれた夫に、そして家族や一緒に歩いてくれた友人たちにも感謝です。また、秋めく山に会いに行きます。それには足腰をきたえなければ。そうそう帰って地図を見たら、あの辺りには「迷」の字がありました。その通りを学習したのです。えらいぞーイエーイ(せ)
 

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樹木希林さん

 朝一番に歯医者に行って、奥歯の治療にあけすぎた口をいたわりながら、雨の中歩いて帰りました。先生いわく7年前の治療以来に、大口をあけたわけです。先日若い人の口があかないという話を聞いて、確かに歯医者に行かない限り、こんなに口をあけることもないよな。なんせ奥歯の治療はきついです。

 雨の中、道路沿いの大きなスペースで建物を壊しており、工事の人が仕事をしていました。ご苦労さまです。建物が壊されると、前に何があったか思い出せないのですが、たぶんここは古い家、ひろい草地があって、長く人が住んでいなかったような。。。でも掘り起こされたら土が表れ、大きな段差の土地だったので、地層まではっきり見えて、大地の上に住んでるんやなーと、ほっとしながら帰りました。
 先日樹木希林さんが亡くなられました。ああ、やっぱり人は死ぬのだなーと、なぜか彼女の死に強く思いました。全身ガンを持ち、飄々とマイペースをつらぬき、オシャレで、夫や家族とも距離を持ちながら、一人でさっぱり生きてこられたようですが、消え方も素晴らしい。さっと消えて亡くなられた感があります。まあ、こちらの勝手な思い込みですが。。。
 
 以前見た、彼女が伊勢神宮へ行くというドキュメンタリーが面白かった。その中で特に印象に残っているのは、伊勢うどんの店を訪ねられた時、お店のおかみさんが、なにか古い布かのれんか忘れたけれど、大切なものをプレゼントしようとしたとき、彼女は「いいです」とはっきりと断ったのですが、おかみさんは執拗に「持っていって、持っていって」を繰り返します。希林さんは「わたしは、自分が使いきれるものしか手元に置かないのです。だからいいりません」と気持ちいいぐらいきっぱりと断られました。見事でした。おかみさんはどうも真意がわからず不満そうでしたが。わからないひとにはわからないのですよね。
 人生も使い切ってあちらへ逝かれたような気がします。物を使い切るということ、今の時代にはむつかしいですね。100均の物を使い切るのとはわけが違いますが、使い切るということばには、深い愛情を感じます。あの工事中の大地の上の建物も使い切られたのかなー。造っては壊しの繰り返しで町は発展してきたのでしょうがね。愛はあるのかなー。
 繁華街、わたしにとっては梅田などへ行くと、物があふれ、人がひしめき、これでもかといろんなものが押し寄せてきます。疲れます。それでも出かけないといけない時は、できるだけ急いで離れます。これも歳かなーと思いながら。。。
 日曜日、能勢の友だちの蕎麦屋さんで「祝福の海」という映画を見ました。映画のあと若い監督を囲んでの時間は、みんな自分のことばで感想を述べました。子どもたちも元気に走り回り、若い両親が抱き上げる、懐かしい世界です。映画はあの「祝島」を描いていますが、今までの映像とは違う世界に出会えてうれしかったです。それは祝島の闘いではなく、祝島だけではない地域の人々の、力強い自然に根ざした暮らしでした。そこには、使い切る人生、使い切ろうとする人たちが出てきて、勇気づけられました。またどこかで上映されるといいですね。今までにもあちこち上映されてたみたいですが。
 秋です。風が変わりました。美味しいものを少し持って、静かな山道を歩きながら、風の音、鳥の声に耳をすます。そんな時間がありますように、この貴重な時節を大切に過ごしていきたいです。どうぞお元気で!(せ)
 
 

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